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教育資金形成にジュニアNISAを活用する方法を調べてみた

たくさん貯まった〜♪

2016年から、ジュニアNISAという制度が始まったのは、みなさんご存知でしょうか?CMでもよく見かけます。我が家も夫の証券口座を作るついでに、子供達のジュニアNISA口座を作ってみました。とりあえず作りましたが、どう活用したらいいのか、考えてみました。

目次

教育資金準備口座として

  • 必要資金の試算
  • 児童手当の総額
  • いつまでにいくら貯めるのか

NISAとは?

  • 注意すること

ジュニアNISAとは

  • 注意すること
  • プレゼントとして
  • 株主優待を狙う
  • 最低単元数x4口座を駆使する

最後に

教育資金準備口座として

NISAの子供版ということは、子供の教育資金の為のものなんだろうなと、雰囲気では理解していましたが、そもそも「いくら必要なの?うちはちゃんと貯まってるの?」と漠とした不安を抱えていました。そういう方は多いのではないでしょうか。ちょっとここで点検してみます。

必要資金の試算

人生の三大出費「子供の教育資金、マイホーム、老後の資金」のうちの一つ、「子供の教育資金」は、一体いくらかかるのか。文科省のHPにのあった調査結果から数字を引っ張ってきて足してみました。オール私学で2,200万円、オール公立で768万円と言う結果になりました。

《それぞれの内訳》

  • オール私学の場合、2,200万円
    • 幼稚園50万円x3年間
    • 小学校154万円x6年間
    • 中学校134万円x3年間
    • 高校100万円x3年間
    • 大学130万+100万円x3年間
  • オール公立の場合、768万円
    • 幼稚園22万円x2年間
    • 小学校32万円x6年間
    • 中学校48万円x3年間
    • 高校41万円x3年間
    • 大学83万円+54万円x3年間

どういう進路をたどるかによって、ずいぶん差が出ます。我が家は小学校は公立で決まりですが、それ以外はどう転ぶかまだはっきりしません。どれだけ我が子が賢く育つかまだまだ分かりませんが、万が一賢く育って、医大に入りたいとか言われるかもしれないし、錦織圭くんみたいにテニスで留学することになるかもしれない。もしそうなった時にお金が理由で諦めさせたくないので、貯められるだけ貯めておきたいところです。

子供がオール公立コースを進ませると今決められれば苦労はないわけですが、そうもいきませんので、私立大学に入学するという前提でお金を貯めておく必要があります。

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 参照HP

児童手当の総額

「いつまでにいくら」という所がなんとなく見えてきたところで、児童手当について計算してみます。児童手当は、所得制限限度額以上の収入のある家庭でも少額ながら支給されているはずです。それに手をつけず貯めていけば、少なからず子供の進学資金の足しになるでしょう。

支給額
  • 児童手当は0~3歳未満が1.5万円

  • 3歳から中学校修了まで1万円

  • 第3子の場合は3歳から小学校修了まで1.5万円に増額

  • 所得制限以上の世帯は、特例給付0.5万円

  • 共働き世帯の場合、所得制限は所得の多い方の人の所得で考える。

総額
  • 第一子、第二子:210万円

  • 第三子:270万円

  • 所得制限以上の世帯の子全て:96万円

ざっくりとした計算ですが、中学修了までに、合計でこれだけの額が支給されることになります。これをそっくり将来に貯めておけば、国立大学の学費ならほぼ賄えるのです。児童手当と別に、生まれてから年間10万円ずつ貯蓄しておけば高校卒業時には、合わせて390万円になっています。

いつまでにいくら貯めるのか

人生は動いているので、全て学資として貯め切る必要はないと思います。親もまだ現役であれば、ボーナス突っ込むとかで対応できる範囲でしょう。一番の問題は大学進学時です。大学は国立でもそこそこかかりますし、その時点で親が定年していたら、なかなか厳しい状況になります。まだ現役か定年しているかで大きく事情が変わってくる所ですが、基本的には、子供が18歳の時点で440万円あれば私立大学進学でも足りるので、大学の学費だけはためて置いた方がいいと言えるのではないでしょうか。

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NISA(少額投資非課税制度)とは?

ジュニアNISAの大人版のNISAは、2014年1月に始まりました。株や投資信託の運用で得た利益や配当を一定額&一定期間非課税にする制度です。一般口座や特定口座での取引で得た売買益には、20%の税金がかかるのですが、それが非課税になるのです。

NISAの説明画面

  • 20歳以上の人が利用可能。
  • 年間非課税投資枠:120万円。
  • 売買益だけでなく、配当も非課税。
  • 買った時点から5年まで。
  • 口座開設可能期間は2014年から2023年の10年間。
  • 損が出ても、特定・一般口座との損益通算はできない。繰越控除も不可。
注意すること

NISAで買った株を売っても、非課税枠は復活しないのです。10万円の株を買った後、その株を売っても非課税枠は110万のまま。120万円には戻りません。ですので、買ったり売ったりを繰り返す人は、非課税枠を使い果たす可能性があるので、長期保有を考えている株を優先してNISAで購入しましょう。

『株や投資信託の取引で得をする』という前提で考えれば、非課税なので利益がそのまま手元に残ってお得です。ですが投資は損をすることもあるはず。損失が出た時に控除できないのが、デメリットと言えます。損切りを徹底してトータルで黒字を目指しましょう。確定申告できないので、大損しないように。

クロス取引の現物株の購入は特定口座でするようにしてます。クロス取引の配当金から引かれた税金は、後から確定申告したら帰ってくるので。配当金は、NISA・特定・一般全てで証券口座で受け取るように設定しましょう。NISA以外の損益通算の書類も出してもらえるし、NISAも手続きが楽になります。  

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ジュニアNISA とは

  • 0〜19歳の人が開設できます。親権者が代理運用。
  • 非課税枠は80万円。
  • 非課税期間は5年間。
  • 投資可能期間は2023年末まで!2024年以降は新規購入不可。
  • 20歳まで非課税保有できる。(継続管理勘定というらしい)
  • 18歳になるまでは下ろせない!
  • 1人1口座。一度作ると金融機関変更不可。
  • マイナンバー必要。

夫の口座を作るのに、「ついでにやっとこ」と軽い気持ちで申し込んだのですが、手続きの煩雑さに何度も心が折れそうになりました。夫と子供2人分いっぺんに手続きしたのも良くなかったんですけど。『祖父母が毎年80万xを5年間、子供二人に贈与したいと言ってる』とかの事情があれば、やる気満々超特急間違いなしなんですけど。皆さん、ジュニアNISAを開設する時は、強い心で臨んでください。 

注意すること

元本保証がないことは大前提ですが、18歳まで下ろせないということを熟慮する必要があります。18歳ですから、中学、高校の進学時点では手をつけられない。下そうと思えば下ろせますけど、購入から5年間の非課税期間の利益に課税がかかる事になるから、意味がなくなってしまう。どうしても必要になれば、背に腹は代えられませんが、基本的には入金には本当に余剰な資金を使う。ジュニアNISAに入れるのは、本当に最後の最後に手をつける予定の資金に限定しましょう。

プレゼントとして

将来の子供へのプレゼントくらいの気持ちで現物株式を買って置いておいて、成人した時に、息子には任天堂の株、娘には田崎真珠の株をプレゼントとか面白いんじゃないかって思いました。値上がりしたら万々歳。20歳の成人祝いや結婚のお祝いとして。売るなり持っとくなり好きにしろと。いやあ、やってみたい。

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株主優待を狙う

せっかくなので、株主優待も貰える企業なんかどうでしょう。ジュニアNISAだし、子供のためorみんなで使えるようなもの。図書カードが優待の企業は豊富にあります。我が家の場合は、教育資金にプラスアルファ分の金額ですので、1年で10万円前後で探してみました。

  • ゲオホールディングス(2681)132,300円
    レンタル料金割引優待(50%割引)または2,000円相当のリユース割引券

  • ブックオフコーポレーション(3313)81,100円
    自社グループ買物券

  • キングジム(7962)83,700円
    自社または自社グループ商品

  • キムラタン(8107)8,000円
    優待券(2,000円)

  • 三洋堂ホールディングス(3058)98,600円
    図書カード1,000円、株主優待カード
  • シダックス(4837)42,000円
    利用券540円券5枚

本が多いですが。子供にあげるとか子供名義を気にすると、本が多くなりますね。お米券とかお食事券とかもいいかもしれません。

任天堂の株なんか夢があっていいな〜と思うのですが、任天堂株は100株で244万円もしますので、プチ株で毎年変えるだけ買い足して、積み立てていくのもいいかもしれません。息子が成人するまでに100株達成の目標でやってみようかしら。大型株は実際買うとなると勇気がいります。

最低単元数x4口座を駆使する

我が家は家族4人が証券口座を持っているので、それぞれが優待をもらえる最低単元数ずつ株を持てば、優待を4つ手にいれることができます。

キムラタン(8107)

例えばキムラタン(8107)は、1,000株保有すると、2,000円分の優待券が1枚もらえますが、次は10,000株で3枚もらえる設定になってます。ですが、4人でそれぞれ、1,000株ずつ保有すれば、8,000円ぶんの優待券がもらえます。(*5,000円ごとに1枚使用可能。)4,000株で4枚もらえるのです。

 キムラタン株主優待券1名義4名義
1,000株 2,000円分 8,000円分(合計4,000株保有)
10,000株 6,000円分 24,000円分(合計40,000株保有)

ANAホールディングス(8202)

ANAを見てみましょう。1,000株で1枚で4,000株で4枚の設定です。それ以上になると2,000株につき1枚、1万株を超えると4,000につき1枚となっていきます。

ANA株主優待券1名義4名義
1,000株 1枚 4枚(合計4,000株保有)
4,000株 4枚 16枚(合計16,000株保有)
10,000株 7枚 28枚(合計40,000株保有)

4口座あれば、上図のように、16,000株購入で16枚の株主優待券を手に入れられます。1名義の場合は、上図の10,000株7枚に4,000株をプラスしても8枚です。差は歴然。ただ、クロス取引ではないので株価の値動きリスクに注意が必要です。

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最後に

いかがでしたでしょうか。お子さんがおられる方が、教育資金を計画的に蓄えるための参考になりましたら幸いです。

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